6月24日(金)から6月26日(日)にかけて行われました「KANTO JUNKO ALL STAR 2022」を通じて感じたことや学んだことを参加者6名の部員が体験記として綴りました。
第1回目は、新井 健太(4年/商学部/内野手)、西村 豪朗(3年/法学部/内野手)、大澤 龍登(2年/文化構想学部/投手)の3名です。
ぜひご覧ください!
(全2回)
《KANTO JUNKO ALL STAR 2022 体験記 第1回》
〇新井 健太(あらい けんた)
4年/商学部/内野手
今回、KANTO JUNKO ALL STAR 2022に参加して、普段は触れ合うことのない、他大学の選手との交流というとても貴重な経験をすることができました。
2日間で3試合が行われた本大会には東京六大学選抜として参加し、普段は敵として戦っている選手たちと仲間として戦いました。試合中や移動時間での交流を通して、六大学を代表する選手たちの技術や考え方、各チームの事情や早稲田に対する印象など多くのことを知ることができました。チームに戻り、清瀬杯第54回全日本大学選抜準硬式野球大会・2022年度東京六大学秋季リーグ戦に向かってレベルアップするための良い勉強になったと感じています。
試合以外では、ホテルで同室となった他リーグの選手や、2日目に行われた交流会で同じ班になった選手など、この大会に参加しなければ関わることのなかった、多くの選手と交流することができました。
本大会は各リーグの選抜という、高いレベルの中で野球をできることに加え、同じ選抜チームになった選手だけでなく、他リーグの選手との交流の機会を設けていただけたという点で、とても有意義なものになりました。今年から始まった新たな試みであり、始まる前は不安も大きかったですが、終わってみればとても良い大会だったと感じています。この大会が来年以降も続き、多くの交流が生まれることにより、準硬式野球の発展につながることを祈っています。
〇西村 豪朗(にしむら ごお)
3年/法学部/内野手
この度、記念すべき第一回大会となるKANTO JUNKO ALL STAR 2022に六大学選抜のコーチとして帯同させていただけたこと、また結果として優勝トロフィーを六大学に持ち帰って来られたこと、大変喜ばしく思っております。今回のオールスター戦は、私の東京六大学連盟学生委員としての情熱を全てぶつけた大会となりました。
思い返すと春季リーグ戦も開幕して間もない4月の中旬、大橋理事長より今回のオールスター戦のお話をいただきました。初めて今大会の計画を耳にしたときは心躍る思いでいっぱいでしたが、どちらかと言えば逆風の中でのスタートを切りました。それでも我々学生委員が一致団結をし、選手の選出方法を決めたり候補メンバー等を絞ったりと、学生が主体となって考えていく中で周りの皆様からも徐々に理解を示していただけるようになりました。選手間投票では多くの部員に協力していただき、六大学の選抜チームにふさわしいメンバーを選出することが出来ました。また、今大会の前週には法政大学・本間監督のご厚意で六大学対法政大学の練習試合を組んでいただくなど、万全の準備で今大会に臨みました。
優勝を強く意識して臨んだ今大会、当日のオーダーや選手起用についても学生が主体となって決めさせていただき、見事に選手たちがそれに応える大活躍を見せてくれました。前日の降雨から一変し急な酷暑の中戦った土曜日の2試合では、本当に全員が自分の役割以上の働きを見せてくれ、見事な連勝で決勝へと駒を進めることが出来ました。宿敵・東都選抜Aチームとの決勝戦を翌日に控えた土曜日の夜には、主将・古屋さんの声掛けにより六大学の面々が全員で大広間に集まり心を一つにし、最高潮のモチベーションで決勝戦に臨みました。
そこからの展開は言うまでもありませんが、ベンチワークやベンチ内での声かけ含め、まさに六大学の代表にふさわしいプレーを各々が披露し、最後はやはり持っている男・久保嶋が渋い当たりではありますがサヨナラで試合を決めてくれました。
今回の優勝は、真の意味で東京六大学連盟全員の優勝であると思っています。今回参加した選手のみならず、それを支えたスタッフ陣や開催するにあたってご協力していただいた理事の方々、チームのスター選手を惜しみなく送り出してくれた各チームの皆様、本当に全員のお力添えあってこその優勝でした。私自身、正直今では肩の荷が降りたと言いますか、喜びと同時にホッとした気持ちでいっぱいです。こんなにも素晴らしいメンバーと共に今大会を戦い抜くことができて大変光栄であり、幸せでした。
最後になりますが特に今大会は主務として帯同した慶應義塾・中野学生委員長、法政大学・早坂マネージャー両名のお力なくして乗り切ることはできなかったと思っています。出発前の準備に始まり、遠征中には事細かな連絡に加え夜遅くまで残ってお仕事をされていたり、帰京後には提出物の管理までと何から何までサポートしていただきました。本当に感謝しています。
今大会を通じて、より一層六大学への愛が深まりました。秋季リーグ戦は今まで以上の熱量をもって邁進していこうと思います。
〇大澤 龍登(おおさわ りゅうと)
2年/文化構想学部/投手
今回のKANTO JUNKO ALL STAR 2022を振り返って、まずはじめに六大学という伝統あるリーグの選抜チームに選んでいただいたことにとても感謝しています。そして、率直に今大会の初代王者になることができとても嬉しく思っています。
開幕戦の先発を任された時は、プレッシャーもありましたが、高いレベルの中で試合ができることを誇りに感じ、自信を持ってプレーすることができました。その自信が勝利につながったと思います。一番印象に残っていることは、決勝戦での久保嶋のプレーです。チームメイトの久保嶋が、あの場面でも活躍していたことが何よりも嬉しかったです。そして最後も久保嶋の一振りで試合を決めてくれました。他大学との交流の中では積極的にコミュニケーションを取り、精神面・技術面について尋ねることができました。全てが新鮮で、勉強になることばかりだったので自分のレベルアップのために新しい知識を吸収するとともに、チームに還元していきたいと思います。
最後に、このような状況下で今大会を開催してくださった、連盟や理事の方々に感謝をし、この経験を今後の野球生活に生かしていきたいと思います。