8月9日(火)から8月11日(木)にかけて行われました東北遠征での経験を通して、感じたことや学んだことを参加者4名の部員が体験記として綴りました。
第2回は、地主 瑞季(2年/文学部/マネージャー)、藤原 明音(2年/スポーツ科学部/トレーナー)の2名です。
ぜひご覧ください!
(全2回)
《東北遠征 体験記 第2回》
〇地主 瑞季(じぬし みずき)
2年/文学部/マネージャー
今回の東北遠征は、私にとって初めての遠征であると同時に初めて他大学のスタッフと連携する機会でもありました。東京六大学を代表して赴くという責任を心に抱え、慣れた環境ではない中での活動は、当初は緊張と不安を伴うものでした。しかし、遠征が始まってみると各大学のスタッフだけでなく選手各人からも「良い遠征にしたい」という意思が伝わってきました。1,2年生で構成されるメンバーの中では、自主的に動かなければならない2年生の姿は新鮮であり頼もしくも感じました。
私としては、試合だけでなく遠征生活全体を円滑に運営する、という点で特にスタッフの力が垣間見えたのでは無いかと感じています。部屋割りの確定、試合のサポート、備品の準備や買い出しなど、詳しく例を挙げれば尽きませんが、マネージャーだけでなく、学生委員の方々、トレーナー全スタッフが協力して成功させることができた東北遠征だったと思います。全スタッフが役職名の垣根を超えて、「スタッフ」という形でチームを支えたいという気持ちを様々な場面で見られ、私も「もっと頑張らないとな」と刺激を受けました。どれだけやるべきことが多くても前向きに、謙虚に活動する姿は、スタッフとしての私の理想像であり、さらに頑張るモチベーションを得ることが出来ました。
また、今回の遠征を通して、早稲田大学の一員としてだけではなく、東京六大学の一員として準硬式野球に関わっているのだという自覚を持つことが出来ました。他大学のメンバーとの交流を通し、東京六大学の繋がりの強さを認識し、東京六大学の良さを改めて感じることができました。
今回の遠征で得た経験をもとに、早稲田大学を、東京六大学を、さらに盛り上げていくために尽力していこうと思います。
最後にはなりましたが、不安定な社会状況の中で東京六大学を受け入れてくださった東北地区大学準硬式野球連盟のみなさま、開催に向けて各方面から助けをくださったみなさまに心から感謝申し上げます。本遠征での経験を生かして尽力していこうと思います。ありがとうございました。
〇藤原 明音(ふじわら あかね)
2年/スポーツ科学部/トレーナー
今回の東北遠征を振り返り、まず選手の皆さんが大きな怪我なく終えることができたことがトレーナーとしてよかったと感じています。その他にも即席チームではありましたが、チームが勝ちに向けて1つになっているのを間近で見ることができたことを嬉しく思います。
六大学の中でトレーナーが在籍しているチームは2チームというのが現状ですが、他大学との交流を通して、選手の怪我の管理やコンディション調整を行う存在がチームの中にいることは重要だと感じました。今回の試合中も痛みの原因が分からずにプレーしている選手もいたことから、少しの違和感でも相談できる相手がチームにいること、また緊急事態に適切に対応できる人が1人でも球場にいることはチームの安全を確保すること、また選手が最高のパフォーマンスを出来ることにも繋がるのではないかと思いました。この経験を通して、今後行われる清瀬杯に向け、早稲田の中で自分の役割を全うできればと思います。
最後に、未だ難しい状況ではある中、コロナ禍のため3年ぶりの開催となった東北遠征を支えてくださった方々、臨機応変に対応していただいた方々に感謝申し上げます。