2月12日(日)から2月17日(金)にかけて、浜松において3年ぶりにキャンプが行われました。
今回は、選手、幹部学生、運営陣のスタッフの4回に分けて体験記を公開いたします。
本日は、スタッフ(チーフマネージャー、チーフトレーナー)の体験記です。
ぜひご覧ください!
《2023 Spring Camp in HAMAMATSU 体験記》
〇織田 晴帆(おだ はるほ)
3年/教育学部/マネージャー/桐蔭学園
今回の浜松合宿は誰も経験したことない中での開催となり、当初は運営面や合宿中での動きに対して緊張や不安の方が勝っていました。しかし結果的に5泊6日間、何事もなく終えられたことに安心すると共に、楽しかったという気持ちでいっぱいです。そう思えたのは、自分の練習をしながらチーム全体を見据え朝から夜まで動いていた幹部、いつも明るく行動力のある後輩スタッフを始めとした周りの皆のおかげです。本当にありがとうございました。
初の全部員での共同生活となり、夜遅くまで練習メニューや戦術について話し合う同期の姿を見て、私も頑張ろうと刺激を受けました。合宿だからこそ見れた光景でした。
また部員が違う地で生き生きとプレーする姿や宿舎で楽しそうに笑い合う姿を見て開催できて良かったと心から思いました。一方で臨機応変な対応が必要となった場面では相談を重ね何とか乗り越えられたものの、自分の力不足を感じた所がありました。自分自身の今後の課題として、克服していきたいと思います。
振り返るとチーフマネージャーとして引っ張っていく立場にも関わらず周りにたくさん支えてもらった合宿でした。あと1年このチームで頑張り、勝つために一緒に戦っていきたいです。合宿で学んだことを糧に今後も自分の役割を全うし精一杯努めていきます。
最後になりましたが浜松合宿開催にあたりご尽力いただいた皆様、誠にありがとうございました。
〇山地 広大(やまじ こうだい)
3年/スポーツ科学部/トレーナー/大和
浜松強化合宿で強化されたのは、体力や技術だけではありませんでした。それはつまるところ「部員間の距離」だと感じます。
合宿を行う意義、それは強化合宿を経験していない我々にとって未知で不明瞭なものでした。「練習なら東京で出来る」など、合宿実施に疑問や不満の声が聞こえていたこともあり、しかしそんな声に対して、上級生が明確な答えを出せないのも事実でした。なんせ我々も合宿を経験していなかったのですから。
そんな不安感漂う合宿が始まりました。すると、合宿の意義は簡単に見つかりました。それが「部員間の距離」を縮めることになります。
ひとつ屋根の下・寝食を共にする、とはよく言ったもので、部員との交流の場はグラウンドだけでなく、宿舎にまで広がりました。
練習後の宿舎で、私は選手全員とコンディションに関する個人面談を実施しました。その内容は、昨年度から実施している体力測定・コンディション調査・形態測定の結果を選手ごとに分析し、個別にフィードバックする、というものです。それに加え選手からのコンディション相談も受け付けていました。そんな面談を通して、選手が普段どんなことを考えて野球をしているのかよくわかりました。そんな気づきも、合宿があってこそであると考えています。
また、個人面談の時間以外にも部員との交流はありました。私と主務・西村(法3/早稲田実業)の部屋に2.3年生が10人ほど集まり、実に4時間半もの野球談義が繰り広げられました。その野球談義では、選手の野球観や幹部の考えが話されていました。その時間で部員間の考えが共有され、幹部と部員の距離感が縮まったと思います。
そんな交流のひとつひとつは、ただグランドで練習するだけでは得られるものではありません。ひとつ屋根の下・寝食を共にする合宿だからこそできることです。長い冬を越え心身共に強化された我々。春先からの大会が楽しみで、胸が弾む思いです。