11月21日(木)に行われました、〜三機サービス杯〜第3回全日本大学準硬式野球東西対抗日本一決定戦甲子園大会の経験を通して、感じたことや学んだことを部員が体験記として綴りました。
最終回は、久保嶋 真也(社4/前主将・内野手/桐蔭学園)、池田 有矢(スポ4/マネージャー/名東)の2名による体験記です。
ぜひご覧ください!
(全2回)
《甲子園大会 体験記②》
〇久保嶋 真也(社4/前主将・内野手/桐蔭学園)
※東日本選抜チーム主将
はじめに、今大会を開催するにあたりご尽力いただいた関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
今大会は第3回となる甲子園大会の東日本選抜チームの主将として参加させていただき、4地区から選抜された37名と共に戦いました。普段顔を合わせていない初対面の選手と短期間で親交を深め一体感を出し、チームとしてまとめ上げていくことの難しさを感じました。
しかし、11月21日の阪神甲子園球場での試合では、各選手がそれぞれを認め合い、全力で声を出して応援しチームとして1つになり、東日本選抜が西日本選抜を下し2連覇を達成することができました。
そして、今大会は阪神甲子園球場での試合だけでなく、スポーツインテグリティ研修や協賛していただいた三機サービス様とベースボール5を行うなど様々なイベントがありました。これらのイベントを通じて、準硬式野球は多くの方々に支えられており、支えてくださる方々に信頼されるように取り組む必要性や大切さを改めて学ぶことができました。
準硬式野球が今以上に発展し、”準硬式と胸を張って言える未来へ”という言葉を体現するためには、準硬式野球に関わる全ての学生が、準硬式野球を支えて下さる関係者の皆様に対して今以上に尊敬の念を持つことや人間性を高めていくことが必要であると感じさせられる大会でした。
〇池田 有矢(スポ4/マネージャー/名東)
※プロジェクトチーム学生副委員長
私はこの度、この甲子園大会に甲子園プロジェクトチーム学生副委員長として参加しました。
甲子園プロジェクトチームには2年生の頃から所属していて、第1回大会から運営をしていました。昨年はプロジェクトリーダーも務めさせていただき、今年は3年目となり段々と運営に慣れが出てきている部分もありましたが、今大会をもって引退となることが決まっていたため最後の運営を全うしたいという強い気持ちを持って臨んだ大会でした。
甲子園プロジェクトチームは、大会に向けて半年前の春から始動しました。選手選考の条件の見直し、宿泊所の手配、遠征中のプログラムの決定、広報活動など本当に多くのことに携わらせていただきました。3年目となった今大会で今までと大きく異なったのはプロジェクトチームの人数です。過去2大会は5名で運営を行ってきましたが、今年は10名と倍の人数で運営を行いました。その体制の変化もあり、今まで「もっとこうしたかったのに」「これもやりたかったのに」と手の届かなかった部分にも取り組むことができ、とても充実した活動になったのではないかと思います。
そしてこのプロジェクトチームの活動を通じて一番実感したことは、この大会は「学生主体」の活動が本当に体現された大会だということです。運営をスムーズにするためには昨年とこのようなところを変えたほうがいいのでは、広報活動をよりよくするためにこのような取り組みをしてはどうだろうかという意見を学生から発信し、学生が形にしていく。3年目ともなるとその流れが自然にできていて、この半年間は私自身、常に頭をフル回転させてより良い活動を模索していました。
11月21日(木)、阪神甲子園球場で東西の選抜された選手・スタッフたちが満面の笑みでグラウンドに立ち、楽しそうに野球をする姿を見て、本当に言葉では表せないくらい感動しました。野球人にとって「甲子園」は誰もが憧れる舞台です。でも、簡単に目指せるところではありません。そんな舞台を大学で本気で目指し、足を踏み入れることができた選手・スタッフの皆さんはきっと準硬式野球を選んでよかったと感じたのではないかと思います。
今大会をもって私は引退することとなりましたが、この3年半、準硬式野球で得たものは本当に大きく、そしてこの甲子園大会に携わることができたことはとても貴重な経験でした。
最後になりましたが、今大会開催にあたりご尽力いただいたすべての皆様に改めて感謝申し上げます。
「現状維持は退化なり」
この言葉は私が準硬式野球に関わってから一番大切にしている言葉です。この大会に関わってきた3年間、私はずっと進化し続ける活動を意識してきました。来年以降もこの大会が続いていき、後輩たちも”進化し続ける”活動で準硬式野球を盛り上げてくれることを期待しています。