12月8日(日)に行われました、令和6年度秋季早稲田大学野球教室での経験を通して、感じたことや学んだことを3名の部員が体験記として綴りました。
最終回は、小松崎 響輝(社3/内野手/文京)の体験記です。
ぜひご覧ください!
(全3回)
《令和6年度秋季早稲田大学野球教室 体験記③》
○小松崎 響輝(社3/内野手/文京)
「もっとバッティングしたい!」「野球どうやったらうまくなれますか?」「もう練習おわりなのー?」野球教室で子供たちからこんな声が飛び交うのを耳にした。練習中にもかかわらず、楽しそうに目を輝かせながら発する言葉に、思わず微笑んでしまった。そしてふと、10年前の自分もこんな風に野球を楽しんでいたことを思い出したのだ。
この10年間で私たちは何かを忘れてしまった。
そう、それは野球を「楽しむ心」だ。
野球教室に参加してくれた野球少年の笑顔は、その心を思い出させてくれた。最初は野球を好きになれる環境であったものが、ステージが上がるにつれ、プレッシャーに迫られる環境でプレーをすることが多くなる。そのような環境下でこそ、「楽しむ心」は最大の武器である。それこそが上達のために必要なものなのかもしれない。
野球人口は減少していると感じていた。しかし、今回の野球教室には非常に多くの少年たちが参加してくれた。学生アマチュア野球において最後のステージにいる私たちがすべきことは、将来への希望を見せることだ。「大学生まで野球を続ければ、ここまで上達できる、だから頑張ろう」「僕も頑張ってこの人たちみたいになりたい」そんな希望である。私たち準硬式野球部はそのような姿を見せることができたであろうか。東伏見だけでなく、より多くの野球少年の未来を照らす部活を目指し続けたい。