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2023

【全日本選手権 体験記②】

8月22日(火)から8月28日(月)にかけて行われました文部科学大臣杯第75回全日本大学準硬式野球選手権記念大会での経験を通して、感じたことや学んだことを部員が体験記として綴りました。

第2回は、蛯原 大河(3年/スポーツ科学部/内野手)、鈴木 勇介(4年/教育学部/内野手)の2名です。

ぜひご覧ください!


(全6回)

《全日本選手権 体験記 第2回》

○蛯原 大河

3年/スポーツ科学部/内野手


 全日本選手権では、データ班としてAチームに帯同させていただきました。これまで先輩に頼ってばかりでしたが、分析や対策ミーティングに参加したことで、データ班としてのやりがいをこれまで以上に感じることができました。

 また、他大学の試合を偵察する中で、全日本選手権という舞台で勝つことの厳しさやレベルの高さを痛感しました。自分自身にとっても学ぶことが非常に多く、データ班という形ではありましたが、全国の舞台を経験できたことは大きな財産となりました。

 準々決勝で慶應義塾大学に負けた悔しさを忘れず、秋季リーグ戦では優勝という形で4年生に最高の恩返しをできるよう、精一杯自分の役目を全うします。

○鈴木 勇介

4年/教育学部/内野手


 苦しみながら勝ち取った全日本選手権の舞台は文字通り準硬式野球最高の舞台だった。

 初戦、関西地区の強豪・近大戦では、終始劣勢の中での試合展開となった。しかし、主将・春名(教4/内野手/早大学院)が作り上げてきた、負けない強さと最上級生の意地で劇的な勝利を飾ることができた。特に私は、同点打を放った網野選手(法4/内野手/早稲田実業)を讃えたいと思う。彼が常々語ってきた野球に対する思いと、自分の仕事いわば「公務」を全うする強い責任感が形になって現れた瞬間は同期として心が打たれる瞬間であった。

 準々決勝の慶應義塾戦は、春季リーグ戦では連勝で勝ち点を取った相手だったが、完璧と言える試合運びをされてしまい悔しい敗戦となった。

 試合後メンバーの後輩達が口々に「すみません」と4年生に謝る姿が見られた。しかし、後輩達の活躍があって、この舞台に立てたということは間違いのないことである。全日本選手権の悔しさは来年以降全日本選手権の舞台で必ず果たしてほしい。

 また、慶應に負けた悔しさは慶應に勝つことでしか果たせない。最後になる秋季リーグ戦では慶應に連勝して春名を胴上げして終わりたい。そして、最上級生としてその一助になれるような存在でありたい。

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