11月21日(木)に行われました、〜三機サービス杯〜第3回全日本大学準硬式野球東西対抗日本一決定戦甲子園大会の経験を通して、感じたことや学んだことを部員が体験記として綴りました。
第1回は、奈須 健伸(スポ3/トレーナー/滝)、西畑 桃花(スポ2/トレーナー/駒場)の2名による体験記です。
ぜひご覧ください!
(全2回)
《甲子園大会 体験記①》
〇奈須 健伸(スポ3/トレーナー/滝)
まず初めに、この度は甲子園大会という貴重な舞台を設けてくださったプロジェクトチームや協賛してくださった皆様に感謝申し上げます。
甲子園大会の3日間で東日本選抜チームの選手たちと楽しい時間を過ごせたのは忘れられない思い出になりました。知り合いはほとんど居ない中、特にチームで多かった同期の3年生にはトレーナーに対して興味を持って話しかけて貰えたので感謝の気持ちでいっぱいです。今後もプライベートなどでも付き合い続けていきたいのでこのブログを読んでくれた人もそうでない人もよろしくお願いします!
また、とても短い期間にもかかわらずトレーナーチームを信頼してケアやコンディショニングなどで頼っていただけて心から嬉しかったです。準硬式野球トップレベルの選手達と野球や身体の話を沢山できたことはとても大きな財産になりました。トレーナーとしても人としても学ぶことが多く、これから更に大きく成長するきっかけになると確信しています。またいつか戻ってこれるよう甲子園の地に踏み入れた時の感動を忘れずに日々を過ごしていきたいです。
最後に、
今大会では日本一になることが出来ましたがまだ満足はしていません。2ヶ月前に3年生で決めた目標である「全日本選手権優勝、日本一」を達成することによってようやく僕の準硬式野球人生は完成されます。目標達成に少しでも近づけるよう早稲田大学準硬式野球部皆を信じてトレーナーとして支えていきたいです。
選手に対してはこれからも口うるさく色んなことを言うと思いますが、それ以上にトレーナーチームも選手皆から信頼して貰えるよう努力し続けるので一緒に全日本選手権優勝目指して頑張りましょう!
※写真左下が奈須
〇西畑 桃花(スポ2/トレーナー/駒場)
先日、〜三機サービス杯〜第3回全日本大学準硬式野球東西対抗日本一決定戦甲子園大会にトレーナーとして参加させていただきました。
はじめに、今大会開催にあたり何ヶ月も前から準備してきてくださったプロジェクトチームをはじめとする学生委員の皆様、協賛企業の皆様、様々な形でご支援くださった皆様、その他大会に関わってくださった全ての方々に感謝申し上げます。
振り返ってみればこの甲子園大会、文字通りあっという間で、まさに夢のような時間でした。3日間のどこを切り取っても忘れられない思い出で、「この時を、この瞬間を大切にしたい」と思うことができた3日間でした。
ありがたいことに、私は2年生にして選抜チームに帯同する機会を3度もいただきました。今年度最後となる今回は全国レベルの選手たちを、甲子園という特別な場所でサポートできるということで、選抜されたと聞いたときからとてもわくわくしておりました。
同時に、トレーナーとしての知識も経験も全くなかった状態からおよそ1年間、その努力の結果が感じられると思うと、楽しみと不安が共存するような不思議な感情でした。また先輩の奈須さん(スポ3/滝)と共に活動するという点で、どうしても比較して自分の無力さを感じ、落胆してしまうのではないかと恐れていた部分もありました。
選手の皆さんに、最高の舞台でのプレーを全力で楽しんでもらいたい。身体の不調で後悔して欲しくないという思いだけが強く、とにかく私にできることを一生懸命探りながら3日間過ごしました。
迎えた当日、阪神甲子園球場のベンチに足を踏み入れたその瞬間。目の前に広がる景色に、言語化できないほどの感動を覚えました。私自身に野球の経験は一切ないのですが、野球一家の親族に囲まれた環境にあったことから甲子園が特別で、憧れの地であるということは理解していたつもりでした。その憧れの舞台で溌剌とプレーし躍動する姿、仲間の活躍に笑顔溢れるベンチ、日本一が決まった瞬間。本当に幸せな時間で、何にも変え難い一生の思い出です。甲子園という場所が聖地と呼ばれる理由が分かったような気がしました。
試合後は多くの選手から感謝の言葉をいただき、微力ではありましたが、私も少しは力になれたんじゃないかなと思うことができました。皆さんの温かい声かけのおかげで、自分が間違いなく成長していることを実感できました。東日本選抜チームの皆さんと一緒に日本一を目指し、頑張ることができてとても嬉しかったです。3日間本当にありがとうございました。
今回トレーナーとして参加してみて、準硬式野球界にトレーナーという存在は珍しいものなのだと痛感させられました。準硬式野球はアマチュアスポーツで、知名度も高くはありません。怪我に悩む選手、競技力の伸び悩みを抱える選手が、硬式野球ではなく、あえて準硬式を選択する場合も少なくないと耳にしたこともあります。そんな選手たちが不自由なくプレーするためのお手伝いができる身として、準硬式のトレーナーという立場に誇りを持ちたいと思いましたし、今大会で身をもって、たとえ野球経験がなくても、また女性であっても彼らをサポートできるということを少なからず証明できたと思います。また「学生主体で動くことができる」という準硬式の魅力を存分に生かし、安全管理や怪我予防等の方法を発信するなどのアクションを通じて、全国各チームのレベルアップ、準硬の発展に寄与したいと強く思いました。
この大会への感謝の気持ちも含め、準硬式野球の発展に貢献するという形で残り2年のうちに準硬式野球への恩返しができたらと思っております。
最後に、早稲田準硬の皆さんへ。
今大会で改めて、本気で頑張る選手がいてこそのトレーナーだなと感じました。今、私がトレーナー活動にやりがいを見出して活動できているのは、日本一を目指して頑張る選手たちのおかげです。ありがとうございます。選手・マネージャー・アナリスト・トレーナー、それぞれ立場は異なりますが、これからも全員で日本一を目指して互いに高めあっていきたいです。個人としても、選手に頼ってもらえる日本一のトレーナーになれるよう精進してまいります。
来年の夏こそ、全日本選手権優勝を掴み取りましょう!
これからもよろしくお願いいたします。