11月14日(金)〜16日(日)、11月21日(金)に行われました、第43回全日本大学9ブロック対抗準硬式野球大会の経験を通して、感じたことや学んだことを部員が体験記として綴りました。
第2回は、角木 理生(政経2/外野手/早稲田佐賀)、奈須 健伸(スポ4/トレーナー/滝)の2名による体験記です。
ぜひご覧ください!
(全2回)
《9ブロック大会 体験記②》
〇角木 理生(政経2/外野手/早稲田佐賀)
9ブロック選抜として、聖地・甲子園のグラウンドに立てたことは一生忘れられない経験になりました。テレビで何度も見てきた場所で、実際に白球を追いかけている自分がいることが不思議で、同時に胸が熱くなりました。
そして、そこで優勝という最高の結果をつかめたことは、本当に嬉しく、誇りに思います。試合中の一つ一つのプレーが積み重なって、仲間と一緒に最後まで戦い抜けたからこその勝利でした。
何より、この大会を通じて最高の仲間たちに出会えたことが一番の宝物です。支え合い、励まし合い、ともに笑って戦った日々は、これから先も自分の大きな力になると思います。ありがとうございました。

〇奈須 健伸(スポ4/トレーナー/滝)
まず初めに、このような素晴らしい大会を開催するにあたってご尽力くださった学生委員やその他スタッフの皆様に感謝申し上げます。
Instagramの投稿でもコメントしましたが、昨年度甲子園大会に出場した際に9ブロック大会の決勝を観て、翌年は関東選抜チームで甲子園に来て日本一になることを目標にしていたので、関東選抜チーム選出の連絡が来たときはとても嬉しかったです。選んでくださった関東地区大学準硬式野球連盟の皆様、ありがとうございました。
9ブロック大会関東選抜チームでの楽しいひとときは一瞬でした。選手の体の状態を少しでも知ることができるよう、練習会やオープン戦ではほとんどの選手とコミュニケーションを取ることができたのは4年間の成長だと思います。また、トレーナー1人でチームの安全管理をしなければいけないということで、スタッフの皆さんに協力していただきながら緊急時対応の準備ができたのは良い経験になりました。
遠征中は、他大学の選手と野球の話をしながら、どういう体の動かし方をしているのか、どうしたらより良いパフォーマンスを引き出すことができるのか想像を膨らますのがとても楽しく、有意義な時間になりました。余談ではありますが、香川での2泊では毎晩4年生6人でうどん決起会をしたことも良い思い出です。エースの竹村選手はピッチングだけではなく、うどん屋選びも日本一でした。
甲子園で行われた決勝戦はとても幸せな時間でした。2年連続となりましたが、何度行っても甲子園は最高です。試合では関東選抜チームらしい圧倒的な投手陣と強力な打線で優勝を果たすことができました。プレッシャーを感じながらも楽しんで力を発揮する選手全員がとても頼もしかったです。
また、大会直前で怪我をした選手が甲子園での決勝に出るために前向きに頑張っている姿勢は、トレーナーである自分自身も背中を押されました。甲子園で躍動している姿を見た時は自分のことのように嬉しく、トレーナーのやりがいを改めて感じる瞬間でした。私にとって準硬式最後の大会を甲子園という最高の舞台で日本一という形で締めくくってくれた関東選抜の選手や他のスタッフのみんなには感謝しかありません。みんなありがとう!
最後に、4年間を振り返ると、1年生では選手として清瀬杯で日本一を経験させていただき、4年生の最後はトレーナーとして甲子園で9ブロック優勝をして学生野球を終える人は多くないと思います。苦しいこともありましたが、可能性で溢れている準硬式野球を誰よりも味わうことができたかもしれません。家族をはじめとして、周囲の支えがありこのような貴重な経験をできたことへの感謝を忘れず、今後のトレーナー活動で野球界に還元できるよう一生野球と関わり続けたいと思います。


