11月20日(月)から11月27日(月)にかけて行われました、「早慶法オーストラリア遠征」での経験を通して、感じたことや学んだことを参加した29名の部員が体験記として綴りました。
第3回は、笠井 駿汰(3年/政治経済学部/内野手)、中澤 勇之助(3年/商学部/内野手)、平尾 晟登(3年/教育学部/内野手・外野手)の3名の体験記です。
ぜひご覧ください!
(全10回)
《早慶法オーストラリア遠征 体験記 第3回》
○笠井 駿汰
3年/政治経済学部/内野手
オーストラリア遠征では、総じてかけがえのない経験を得ることができました。
まず野球の面においては、新チームが中心となる初の対外試合でありましたが、円滑な試合運びができたと思います。新チームの特徴は、試合の前に目的や目標を決め、それに応じたスタメンを組むことや、プレーを徹底することです。これを体現した結果、慶應義塾大学との試合は2戦2勝することができたと思います。新チーム中心ではありながらも、昨年度とスタメンやベンチメンバーは今回はあまり変更がなかったため円滑に試合を進められました。関東選手権、リーグ戦ではまた選手が入れ替わると思うので、また1から徹底して全員が相手にも味方にも気を配れるチームを作り上げることができると良いと思います。
野球以外の面では、海外の言語や文化に触れることができた点が個人的には非常に成長に繋がりました。中学生の時に台湾に遠征に行った際には、英検準二級レベルの拙い英語でしたが、今回の遠征ではほとんどの会話を聞き取ることができ、相手にも全て伝えることができた点に成長を感じました。自身の将来の目標に向かい、着実に進歩していることを実感できた点は非常に良かったです。私にとって留学に行くことが大学生のうちにしたい1つのことでしたが、今回の遠征を通して少し夢が叶った気がしました。
最後になりますが、本遠征は多くのスタッフ、オーストラリアの政府や大使館、地元住民の方、また平素より多大なご支援をいただいているOB会の皆様のご協力のもと考案され、無事に実行されました。この場を借りて改めて、全ての関係者の皆様に感謝申し上げます。
また、本遠征をもって4年生は引退となります。最後まで残ってくれた4年生と残りの1週間で最高の思い出を作れたことを心から嬉しく思います。
出だしは順調ですが、我々の目標は遥か上にあります。このチームで昨年味わった悔しさを超えて行けるように、1人1人が自分に厳しく鍛錬してまいります。今年度の早稲田大学準硬式野球部に期待をいただき、応援していただければ幸いです。
○中澤 勇之助
3年/商学部/内野手
オーストラリア遠征に参加させていただき、ありがとうございました。本遠征は、日本では経験できない貴重な経験ができた遠征でした。
まずは、海外で野球ができたことが幸せでした。幼い頃に始めた野球を、オーストラリアという異国の地、普段とは違った雰囲気の中でプレーすることができて、私自身非常に感動しました。また外国人投手と対戦する機会もあり、今後の野球人生に活きてくると思います。
そして海外で1週間過ごしたことにより、視野が広がったと思います。周りの環境が日本とは大違いで、いろいろなことに気を配って生活をしなければなりませんでした。交通機関、食事、言語など全てにおいて勉強になりました。まさに「人生は予定通りにいかない」ということを実感できました。
この遠征は、OBの方々や関係者の方々のご支援のおかげで成り立ちました。改めて感謝申し上げます。この恵まれた環境で、野球ができていることを胸に刻み、残りわずかとなった野球人生を全力で全うしてまいります。
○平尾 晟登
3年/教育学部/内野手・外野手
今回の遠征において日本と海外の違いを身に染みて実感しました。まず海外では、バスや飛行機はめったに定刻では出発しません。日本では電車や飛行機は、ほぼ定刻通りにやってきます。しかし、そういった「当たり前」が、いざ海外に出ると当たり前でなかったことに気づきました。
逆に、人間関係の温かさというモノは海外の方が強く感じました。アデレード・ジャイアンツ戦に出場し、安打で出塁した際、私より二回りほど大きいファーストの選手が「ナイスバッティング」と手振り身振りを交えて話しかけてくれました。恐らく言語が通じないであろう私に伝わるように声をかけてくれたのでしょう。人を気遣う言動はされて嫌なものではありません。これからはこの学びを活かした行動を心掛けたいと思います。
また、遠征期間中最も印象的だったのは、シドニー観光の際に訪れたオペラハウスとハーバーブリッジです。皆でオペラハウスの階段から見た夜景は一生忘れることは無いでしょう。
経験、学び、思い出と様々な体験をできた本遠征を企画してくださった皆様への感謝を忘れることなく、これからも精進し続けます。