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2023

【早慶法オーストラリア遠征 体験記④】

11月20日(月)から11月27日(月)にかけて行われました、「早慶法オーストラリア遠征」での経験を通して、感じたことや学んだことを参加した29名の部員が体験記として綴りました。

第4回は、阿部 錬次郎(3年/人間科学部/投手)、市川 諒汰郎(3年/社会科学部/内野手)、鈴木 悠矢(3年/スポーツ科学部/外野手)の3名の体験記です。

ぜひご覧ください!


(全10回)

《早慶法オーストラリア遠征 体験記 第4回》


○阿部 錬次郎

3年/人間科学部/投手


本遠征は、今後一生忘れることがない思い出となりました。

憧れのユニフォームを着て海外で大好きな野球が出来たことは、自分にとってこの上なく幸せな経験でした。間違いなく今後一生忘れることのない思い出です。

リーグ戦の出場機会もなくBチームにいることの方が多かった私は、羽田空港で出発する前まで非常に緊張していました。しかし、現地に到着するとオーストラリアの方が肌に合っているのか緊張は和らぎ、試合で投げることが楽しみになっていました。アデレードジャイアンツの球場はいかにも「海外らしい」雰囲気に包まれていて、何よりも試合中に音楽がかかっていることに日本との違いを感じましたが、いつもよりもリラックスした状態で試合に臨むことができました。私の野球人生の中で最も楽しい試合となりました。今後の成長にも活かされていくと思います。

オーストラリアでの生活は、行く先々すべてが初めての場所で、毎日が感動の連続でした。短い行程でも余すことなく堪能したいと思い、多少の無理をしてでも街に繰り出しました。やはりどこにいっても英語が必要となってくるわけですが、初めは上手く話すことができませんでした。しかし終わりに近づくにつれて耳が英語に慣れていくのを実感でき、意外と日常会話程度なら食らいつけることを知れて嬉しかったです。なによりも意思疎通の楽しさを感じ、他人との会話を躊躇う気持ちが薄れました。それと同時に英会話を理解できない悔しさやもっと英語を話せるようになりたいという気持ちが芽生えました。この悔しさを胸に英語力の向上に努めます。言語に限らず、日本との様々な違いに遭遇し、その度に日本の良い点あるいは悪い点を理解することができました。野球面、生活面の両方において、いろいろありましたが間違いなく成長のあった本遠征。なによりも無事に遠征を終えることが出来て良かったです。

最後になりますが、本遠征にあたってOB・OGならびにご関係者の方には多大なるご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

そして、この遠征を無事に終えるために尽力してくれた早慶法のスタッフには感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。

多くの方々の支えにより成功に終わった本遠征、自分がどれだけ恵まれた環境にいるのかを改めて自覚することができました。周りの方への感謝の気持ちを決して忘れず、日々邁進してまいります。

○市川 諒汰郎

3年/社会科学部/内野手


まずは、オーストラリア遠征の開催に尽力してくださった全ての方々に感謝申し上げます。

オーストラリア遠征において様々な面で異文化を感じることができ、自分の視野を広げることができました。野球の面では、試合前のシートノックがなく、また普段馴染みのない天然芝と土のグラウンドの対応に苦戦し、準備の大切さを改めて感じました。一方で、試合中も音楽が流れていたり一球一球に対する声援が大きかったり普段と異なる雰囲気を楽しむことができました。

野球以外の面では、飛行機の欠航やバスが時間通り来ないなどトラブルが多々ありました。そのような中で臨機応変に対応し、現状をいかに楽しむことができるか考えて行動できるようになったと思います。その一方で、トイレのウォシュレットがついてなかったり、偏った食生活だったり、日本を離れたことで生まれ育った場所の良さを実感することができました。

この遠征を通じて得た経験を残り1年となった学生生活、そしてその後の人生に活かしていきたいと思います。

○鈴木 悠矢

3年/スポーツ科学部/外野手


今回のオーストラリア遠征は、大学生活の中で最も印象深い日々になりました。

準備段階での個人的なミスにより、遠征前から関係者の方々にご迷惑やご心配をかけてしまいましたが、スタッフをはじめ多くの方々の支援があり、無事に遠征を終えることができました。普段から多くの方々の支えがあって活動できていることを肝に銘じ、行動に伴う責任を意識して部活動に励みます。

新チームに近い形で臨んだ試合では、緊張感のある中で流れについていくことで精一杯で、自分の不甲斐なさを痛感する場面が多々あり、情けなさが残りました。公式戦でのプレッシャーの中で結果を出してきた選手達から学び、常に自分で考え野球に取り組まなければならないと感じます。

アデレード、シドニーでの試合は普段と違う雰囲気で行われ、高揚した気分で本当に楽しくプレーができました。特にシドニーでの早慶戦で、試合中、試合後にチームが歓声を受けた時の感情は忘れられません。

長く続けてきた野球を海外にいる方々の前で試合をするという経験を通じて、スポーツの意義に関しても非常に重要なものを感じとれました。今後の学びに生かします。

生活の面では、部長がおっしゃっていた「多様性を見て感じる」ということを実行できたのではないかと思います。言語や文化などが日本とは異なる場所で観光する中で、さまざまな背景を持つ現地の方と接したことや、街の風景や歴史的な建造物を見て雰囲気を少しでも感じ取れたという体験を自分の財産にします。

そして1週間の遠征を共にする中で、チームメイトの良い面を多く見ることができました。今回の経験を部にとって良いものとするため、頼れるチームメイトと共に今後の活動に邁進します。

最後にオーストラリア遠征に関わった全ての方々へ感謝を申し上げます。大変貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

応援していただけることに感謝し、残された1年間の活動に全力で取り組んでまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

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