2024年度東京六大学準硬式野球連盟春季リーグ戦の最終戦を前に、4名の選手が心境を綴りました。
第2回は、下級生ながら守備で打撃でチームに貢献する小林 偉月(商2/捕手/屋代)、今季リーグ戦初のスタメン出場を果たした水野 修吾(人2/内野手/相模原)の2名によるブログです。
ぜひご覧ください!
(全2回)
《最終戦にかける想い②》
○小林 偉月(商2/捕手/屋代)
3月30日土曜日に開幕した2024年度東京六大学準硬式野球連盟春季リーグ戦もついに最終節を迎えようとしている。今季のリーグ戦は試合を重ねるたびに久保嶋主将(社4/桐蔭学園)をはじめとした偉大な先輩方の力を改めて実感する機会となった。勝敗の分かれ目になるであろう緊迫した場面で堂々とグラウンドに立つ姿、そして必ずと言っていいほど結果を出す姿を見て先輩方のリーグ戦にかける覚悟や、プレッシャーに打ち勝つ強さを感じた。
振り返ると初戦の東京大学戦から今に至るまで簡単に勝てた試合はなかった。そんな中でも勝ち点を取り切れているのは早稲田大学がどの大学よりも練習を積み重ねてきたと自信を持って言えるからだろう。日々の練習の積み重ねが私たちにとって一番の財産であり緊迫した場面で結果を残すための糧となるのだ。甘えを見せず、たくさんの練習を積み重ねてきたこのチームなら完全優勝がかかった立教大学戦でも結果を出すことができるはずだ。
また、立教大学戦の後には新人戦も控えている。他大学に比べるとポテンシャルの低い私たちは先輩方の姿を見習い、泥臭く、一戦一戦に全力を尽くしていきたい。春季リーグ戦と新人戦のW優勝を果たし全国優勝に向けての大きな一歩を踏み出していきたい。
○水野 修吾(人2/内野手/相模原)
昨年の秋季リーグ戦最終戦の立教大学との試合を見事制し、50度目のリーグ優勝を決め、歓喜の輪をつくる早稲田ナインをライトボールボーイから見ていた私の感情は複雑なものであった。
このリーグ戦、法政大学戦でリーグ戦初出場を果たした私は、続く東京大学戦でも出場機会をいただいた。しかし、1イニングに 2エラーをしてしまった。結果的にこの試合は勝つことができたものの、私には悔しさしか残らない試合となり、この試合以降ベンチ入りすることはほとんどなかった。最後の立教大学戦もベンチ入りすることができず、チームが優勝したことが嬉しかった一方で、リーグ戦を通してチームの勝利に貢献できず、歓喜の輪にも加わることができなかったことがとても悔しかった。
「次のリーグ戦こそは優勝に貢献する」そう誓って迎えた今季のリーグ戦。東京大学との第二戦で途中出場すると、タイムリースリーベースを放つことができた。この時はじめて僅かながらもチームに貢献することができた気がした。そして先日の慶應義塾大学との第二戦、リーグ戦初スタメンを果たし、2安打を放つことができ、少しは役割を果たせた。しかし、まだまだチームの力になりきれてるとはいえないので、もっと一球一球にこだわってチームの勝利に貢献できる働きをしていきたいと思う。
チームは現在リーグ首位に位置している。ここまでいい形できてはいるが、リーグ戦優勝に向けて、そしてチームの目標である日本一に向けて、次の立教大学戦でも勝ち点を獲得する必要がある。そして、勝ち点5で完全優勝を成し遂げる。この春季リーグ戦は日本一に向けた通過点であると同時に、私にとっては昨年の秋季リーグ戦の悔しさを晴らす場所でもある。それを果たすべく、次の立教大学戦、全力でぶつかりにいく。綺麗なプレーでなくとも、チームの勝利に貢献できるプレーができればなんでもいい。持てる全ての力を出し切り、今回こそ歓喜の輪にはいって優勝の喜びを味わう。